銀世界の下の宝探し! 雪下とろねぎ収穫ツアー!

会いに行く

こんにちは、チームふくしまプライド。です。
今日は、2月2日に行われた、「銀世界の下の宝探し 雪下とろねぎ収穫ツアー!」の様子をお伝えします。

「とろねぎ」って?

「とろねぎ」とは、会津若松市の佐藤忠保さんが作る、オリジナルブランドの長ねぎ。極めて太く作ることで、寒さや雪にも耐えられるようになった結果、秋の「霜降り」、冬の「雪下」、春の「越冬」と、時期に応じて1年で三度味わいが変わるという激レアな作物です。

農場へ向かう

午前11時、首都圏や県内から参加者の皆さんが集まってくる中、会津若松の地は…


前日まで快晴だったはずが、朝から降りしきる雪に迎えられ、この収穫ツアーが、「ガチ」であることを物語ります。

今回お邪魔したのは、会津若松市内にある「コリーファーム」の佐藤忠保さん。

まだお若いながらも、生粋の農業人として、高い技術と経験値で「とろねぎ」をはじめ、お米やトマト、会津伝統野菜なども育てています。
更に、同じく会津のトマト農家、大友佑樹さんも助っ人として来てくださいました!

作業場から歩くこと10分弱、「とろねぎ」の圃場に到着。

雪下とろねぎを早速発見!!!

 

掘ってみよう

まずは忠保さんの指導により、収穫の方法を学びます。

1. 両サイドの雪を崩す
ネギ自体を傷つけないように、畝の両サイドの雪を掘り出す。

2.手で残った雪を払う
ネギの真上に乗っている雪は、折れないように手でよける。

 

地面の草が緑なことからも、雪の下は実は暖かく、植物が生きられる環境であることが分かります。

3. シャベルで根元から掘り起こす
ネギのそばにシャベルを入れると、沿っている部分が土の中でネギに触れるので注意!

4. ぐっと力を入れて引き抜く

地面ごと浮いた所をぐっと引っ張ると、根が切れるプチプチとした感触の後に…

抜けました。抜いたネギは、巻けるネットに置いて、溜まったら束にしてトラックへ。

やり方が分かったらいざ挑戦!!

簡単に見えても、雪の重みや動きづらさで、汗かくくらいの運動量。
更に大切な商品ですから丁寧に丁寧にと意識すると、作業スピードもなかなか速くできず。
1時間半かけて、1.5列掘り切るのが精一杯でした…。

 

とろねぎだけじゃない!雪下キャベツも掘ってみよう

既に全員に疲労の色が見えている中、隣の区画にある、キャベツも雪下に眠っているということで、収穫にチャレンジ!

今度は手を使って雪を払ったら、根っこごと引き抜く! 外葉をはがして、根っこを切り離してから積んでいきます。

最後はこんなに山盛りに。


収穫、無事完了です!

 

お昼ご飯はご褒美タイム

作業場に戻ってくると、すっかりお昼の時間。
忠保さんのお母さん手作りのご飯が待ってくれていました。

とろねぎを使ったねぎ汁、ねぎの天ぷらに、

忘れちゃいけない、収穫したての「とろねぎ」の炭火焼!!!

とろねぎの持つ甘味や汁気は、寒さに耐える為にねぎが栄養を蓄えることが理由。
太く作ることで、栄養の通り道も大きく、雪に負けなくなるんだとか。
過去味わったことのない甘味に、一同驚いていました。

 

仕上げをしよう

ご飯の後は、収穫した「とろねぎ」を出荷できる状態までにしていきます。
収穫したてのねぎは、雪がついているので、小屋で少し乾かしてから仕上げて出荷します。
まずは、根っこをハサミでカット。一本ずつ地道にカットしていきます。

次は、外側の厚い皮を気流で飛ばして、剥いていきます。一気にめくれる様は爽快。

更に、緑の部分の枯れているところを一気にカットして、丁寧に拭いてあげれば、

みなさんが食卓で目にする姿に!!!
収穫後も、ひとつひとつの細かな作業を経て、届いているのを体感しました。

 

終わりに

今回のツアーは、農家さんの1日をできるだけフルで体験するものでしたが、実際にはこれらの作業をシーズン中は毎日、もっと速く、多くこなしています。半日の作業でもヘトヘトになるのに、日々プライドを持ちながら作物を育てて、我々に届けてくれる生産者さんへの感謝が深まる機会となりました。みなさんも、ハード系農業体験してみませんか?

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